朝礼で仕事スイッチをONにしたい→みんなでラジオ体操しよう!

2012年。
従業員数やオフィスもどんどん拡大していく一方、企業としてのアイデンティティをメンバーに共有・伝播する方法が模索されていました。クレドや朝礼、代表の丹下自身のブログなどと共に、いろいろ試行錯誤しながら定着している習慣の一つに『ラジオ体操』があります。
今回は社内ラジオ体操文化の継続と維持の変遷をお伝えします。

■ラジオ体操の起源

丹下

丹下

まだバックオフィスとテストマイスターが同じフロアにいた時だよね。

小林

小林

ですね、朝礼も当番決めてやっていて。

丹下

丹下

業務効率化するのにいろいろ試行錯誤しながらも、なんかパキッと切り替わらないなぁっていうとこが気になってた時期だったんだよなぁ。

小林

小林

きっかけは、現役員の菅原さんが当時出向していた「某面白法人の朝のラジオ体操が面白い」っていってたことがきっかけでしたよね。

丹下

丹下

そうだったね。それ聞いて、面白いんならやってみようかwってなって、ラジオ体操はじめたんだよね。
でも、あの頃、いい意味でも悪い意味でも成果があるならスタイルは割と放任なところがあったから、朝礼中に「やろう!」って誘っても、意地でも着席して体操もしないってメンバーもいたなぁw。

小林

小林

笑、ですね。他にも朝礼で中国語講座始めちゃうメンバーとかw。
そのあと、本社もどんどん増床して、札幌や福岡の他拠点との朝礼の連携のなかで、いろいろなラジオ体操の動画を観ながら楽しむ不変のコンテンツになりましたね。

■ルーチンで仕事スイッチをONにする

丹下

丹下

始業の一番最初に共通のルーチンがあるとスイッチが入る感覚があっていいよね。

小林

小林

モーニングルーチンですねw。
IT業務って大きく体を動かす機会が極端に少ないけど、自発的に運動を維持するのが難しい分、妙案だったのかもしれないですね。

丹下

丹下

そうそう。ちょっと古臭いけど逆にいいよねw。
なんか初心に返れるっていうか。

小林

小林

丹下さん、よくラジオ体操については話してくれますもんね。

丹下

丹下

うん。
毎朝いろいろ思うところはあるわけじゃない?人間なんだから当然。
俺も創業時からずっといろんなモヤモヤを抱えてるけど、でも、働く。
前日、お客さんに怒られた、辛い。
なんか身体がだるい、忙し過ぎて将来が見えない、やる気が出ない。
なんか最近スランプだな。とか。ホント色々。
そんな時でも、毎朝仕事前に、ラジオ体操をして一度パキッ!と気持ちを入れ替えて、仕事に臨むのが結局効率がいいと思うんだよね!
『初心』って人それぞれだけど、毎日やってると「あ、ここ凝ってるな」とか、「今日のシャツ動きやすいな」とか、何気ないことに気づきながら自分をニュートラルにできる。それで気持ちのスイッチが切り替わる。習慣って大事なんだよ。
イチローもやってるでしょw?

■ラジオ体操という文化

メンバーも増え本社を神谷町に移し、広いカフェスペースで毎朝ラジオ体操をする様子は圧巻でしたが、そのスペースがいっぱいになるのにさほど時間はかかりませんでした。
拠点やフロアも増えていくなかで、同時に朝礼を行うことが難しくなっていき、社内の一部でもラジオ体操の必要性を問うこともありましたが、SHIFTは決してラジオ体操を朝礼から外しませんでした。

丹下

丹下

形骸化したり、おざなりになっちゃうのもわからない訳じゃないんだけど、メリットもたくさんある訳じゃん。

小林

小林

動き優先で気持ちが引っ張られることって結構ありますよね!
ラジオ体操はいい例だと思います。脳が運動に引っ張られて起きるというか。

丹下

丹下

朝礼って他にもいろいろトライしてみたけど、ラジオ体操って在宅勤務が始まっても続いてる唯一の能動的なプログラムなんだよね。

2020年3月頃から発生した新型コロナウイルス感染症に伴い、4月初旬から全社を推して在宅勤務を推奨しているSHIFT。
そのなかで改めて『ラジオ体操』について多くの従業員が考え、日をあけずに、オンラインで配信することになりました。

丹下

丹下

緊急事態宣言も出るか出ないかってときだったし、全従業員のネットワークや端末手配とかが優先だったけど、数日たつと社内から「ラジオ体操やりたいー」って声が聞こえてきてね。ラジオ体操文化が根付いているんだなって。嬉しくなったよ!

小林

小林

そうですね。僕自身もかなり欲してて(笑)。在宅ワークでもルーチンで仕事スイッチをONにできる、ラジオ体操はすごいですよ!再開された時から妻と一緒に体操してましたもん(笑)。体が憶えてるんですよね、やっぱり。

丹下

丹下

だよねー!みんないきなり在宅勤務がはじまって、世情も先行き不安な状態だし、一日中家のなかだし。でも仕事ってそうそう待ってくれるものじゃないじゃん?ならせめて、バーチャルだけど、どこかリアルを感じられる『共有体験』って大事だよね。社内SNSでもそういった声がたくさん聞けて、俺もだけど、運営メンバーも嬉しいと思うよ!

小林

小林

こんなふうにつづいてるって、変わることを恐れないSHIFTとしては珍しい例かもしれないですよね。

丹下

丹下

地味だけど、こういうのは必要なムダだと思ってる!!
だからやめない!!!

2020/4/17 記

SHARE

↑